2013年7月11日木曜日

みちのく花の百名山 鳥海山も雨


 秋田は今日もまだ雨の中で、ここ鳥海山も雨でした。
山道に水が出ているようなところもあって運転は大変でしたが、泊まったホテルフォレスタ鳥海は森の中の静かないいホテルでした。半円形に突き出たガラスの大きなレストランはブナの森の中にテーブルがあるようでした。2010年には皇太子殿下が鳥海山登山の時泊まられたそうで写真パネルがロビーに飾られていました。ホテルを出て雨の山道を走ること50分、「中島台レクリエーションの森」に入口がある秋田県の天然記念物「獅子ケ鼻湿原」へ行きました。
木道が整備されてますがブナの森は既に保水出来る限外を超えていて降り注ぐ雨でカッパと傘はあるもののしっかりと濡れました。
それでも奇形ブナの樹齢約300年という「あがりこ大王」にたどりついてみると、名の由来は知りませんが大王に相応しい太さと恰好でした。木道が囲んでいてゆっくり眺められるようにベンチも配置されてます。さらに湿原の奥まで行けば鳥海マリモを見ることも出来ますが、今日は誰も入ってこない山の中、雨もひどくここで戻りました。
戻ってきたら入口の管理棟の人が、川の水量はどうでしたか?吊り橋まで水が来ていましたか?
と聞きます。まだ大丈夫ですよと回答しましたが、横には既に「増水の為入山中止」の看板を出していました。
今日はもう1か所鳥海ブルーラインの入口近くにある「元滝伏流水」も行ってみました。ここも駐車場から約15分ぐらい山の中を歩きますが、鳥海山から80年かかって湧き出てきた水が滝のようになってるところです。いつもは渓流なので水位がもっと低く湧き出る水が滝のようになる様子が見れるようです。
ここも4月30日に熊出没、注意!の警告板があるので、念のため熊よけ鈴をつけたストックをもって行ってきました。
2か所回ってしっかりと濡れてしまい、近くに日帰り温泉を探して休憩と着替えをしました。
そして今日は前回やはり雨であきらめた鳥海ブルーラインをなんとしても走りたく、視界不良は前提でブルーラインに入ったのです。
視界不良どころか水が道路に流れ出てきている箇所も多く、上に行くほど霧が濃くなり前方20mぐらいしか見えないブルーラインでしたが、後ろからも来ないし対向車もない専用道路のようでした。
ところがブルーラインが終わる山形側まで下りて来たら前方でゲートが閉められているではありませんか、ぎょ、ぎょ、ぎょ、!!!見ると鎖に鍵もついています。
ゲートの横から抜け出られるスペースも無く、これでは戻るしかないのか? どこかへ電話したら開けに来てくれるのかと.....
待てよ!車を降りて傘さしながらゲートを良く点検、鎖をたどると鍵はついているものの鎖をはずせないようにはつけてなくズルズルとはずせました。
横に差し込んである太い鉄棒をぐぐっつと引くとゲートが手で開けられ、良かった~出られたのです。
出てからゲートを元のように閉めて鎖をぐるぐる巻きつけてきました。(写真は出た側から撮ったものです)
山形方面からは道路冠水の為にと閉鎖されたわけですが、閉鎖してもまだ山中に残っているドライバーの為に鍵まではかけないゲート管理方法であることを知った今日の鳥海ブルーラインでした。