蔵王2日目は曇りでしたが、蔵王連峰を東西に横断している山岳観光道路
「蔵王エコーライン」 の素晴らしい紅葉を満喫出来ました。
昨夜の宿
「ル・ベール蔵王」 は、出発前日探したホテルですが蔵王中央ロープウエイのゲレンデサイドにある一寸個性的な感のあるホテルでした。
蔵王温泉は草津温泉と同じように温泉らしさに溢れた素晴らしい温泉ですが、このホテルでも源泉かけ流しでとてもいい温泉でした。
ロビーには 「LE VERT蔵王」 と、フランス語と日本語でホテル名が書かれた額が飾られていて岡本太郎が書いてくれたものだそうです。
ホテルのオーナー夫人の説明では、ご主人が岡本太郎の友人で結婚の仲人も岡本太郎にやってもらったとか、スキーもかなりの腕前でこのホテルに良く来られていたそうです。
ロビーには岡本太郎の多くの作品が展示されていて、20年ぐらい前に亡くなった岡本太郎とこのオーナー夫妻の親交についていろいろ話を聞けました。
そんなホテルですが、昨日チェックインした後、室内のTVでホテルには珍しくBSが受信出来たので日本ハムとソフトバンクの試合を7回ぐらいから見ることが出来ました。
7対4でリードしている9回表、大谷がマウンドに上がり圧巻の165kmを投げて勝利し日本シリーズに進出出来たところを見られました。
今朝はチェックアウトしてから蔵王のジャンプ台を見に行きました。毎年ワールドカップで高梨沙羅が蔵王でも優勝していますが、
「山形市蔵王ジャンプ台」がどんなところなのか行って見たわけです。
蔵王スキー場の一番西の端にあって、普段スキーに行くだけではこの場所へは行くことはないようなところでした。
今年からはナイター設備が整い、大会はナイターで行われるので風で大会がキャンセルになったり、ジャンプのスタートがなかなか出来なかったりすることは無くなるようです。
今日は若者3人が練習ジャンプをしているところが見れましたが、雪のないジャンプ台を飛ぶのが怖くないのか心配になりました。
その後、温泉街を抜け「蔵王エコーライン」にある蔵王坊平高原を経て、道路の両サイドが紅葉に囲まれた中をかなり走りましたが、遠くからやって来た甲斐がある蔵王の紅葉の素晴らしさでした。
最後に寄ったのは蔵王の
「お釜」です。
蔵王エコーラインの中ほどにあるこのお釜は昔見たことがありますが今回はリフトで上がってみました。
緑色した水を静かに貯えたお釜ですが、周囲の岩を見るとその噴火の激しさが容易に想像出来ます。
そして、走るに従って標高が変わると、紅葉の進み度合が変わるのが良く分かり最後は緑の木々になって宮城県境にある大鳥居をくぐり冬季は閉鎖されるこの蔵王エコーラインを終わりました。
こうして、2日間の紅葉の蔵王の旅は終わりましたが、四季豊かな日本だから楽しめるこの素晴らしさが将来も永く続いて欲しいと思いながら帰路の東北道を走りました。