2009年12月20日日曜日

九州・中国 2週間の旅 7日目



2008年5月17日(土)
昨日は日南フェニックスロードを離れ、国道222号線を少し入り、かんぽの宿日南に「空室あり」の表示を見つけて泊まりました。
今朝は先ず近くにある飫肥城跡と周囲の武家屋敷や町並みなどを見に出発です。昨日掘切峠で出会った札幌から来たというミニバン夫婦との会話の中で、「飫肥はどうですか?」と聞かれ、予定地に入れてなかったこともあり「たいしたことないんでは?」と返事はしたものの気になって昨夜かんぽの宿でパンフレットなど見て今日行くことにしたものです。
結果は、来て良かった! 本丸(本丸跡地は小学校になっていました)こそ残っていませんが、城跡の雰囲気は充分あり、大手門そばの予章館とその庭園を見たり、明治の外交官であった飫肥出身の小村寿太郎の記念館を見たり、歴史資料館を見たり、古い町並みを歩いたりとなかなかいいところだったのです。

そして今日の目標地は指宿なので、国道222号別名飫肥街道を走り、途中萱葺き民家のような建物が印象的な道の駅酒谷で休憩しながら都城を抜けて末吉財部ICから東九州自動車道に入りました。

桜島SAで桜島を眺めながら少し遅めのランチをし、東九州自動車道は薩摩吉田ICで降りカ-ナビに設定した仙厳園を目指します。
仙厳園は島津家の別邸があったところで、桜島が前面に広がる素晴らしい庭園と共に幕末にいち早く近代的な製鉄技術を取り入れた反射炉などの跡地もあります。この歴史的遺産が県や市の所有でなく島津交通の所有であるところも興味深い点です。
当初鹿児島港からフェリーで桜島に渡ってみようかとも思っていましたが桜島で泊まったりしていると何日の行程になるかわからないので鹿児島市内で島津家の城だった鶴丸城跡を横目にみながら指宿スカイラインへと入り宿泊予定の指宿温泉を目指したのです。