2007年6月28日木曜日

屋久島の思い出 その4



2005年10月28日(金) 時々小雨
時間が止まっているようなのんびりした小さな島屋久島、もう今日は現実の世界へ戻る日だ。
チェックアウトしてマリンブルー屋久島を出発したのは9時、帰国便はJAC3746便13時05分なので屋久島最後の予定地尾之間温泉へ向け今日もH氏の運転で再度西部林道を走る。今日の西部林道では屋久シカを数回見た、数えたら13頭にもなっていた。
町営の尾之間温泉は杉でつくられたこぎれいな小屋風の建物、午前中なので他に入浴していたのは町の人2人ほどだったが、透明度が高く少し熱めの温泉は3日間の旅の疲れを充分癒してくれた。
11時50分スズキレンタリースの事務所へ寄りレンタカーの傷の有無を確認してもらってから、返却指定場所の空港側駐車場へ。満タンでの返却が条件なのでENEOS空港前SSへ寄って燃料補給、レギュラーガソリンがなんとリッター164円なのには驚きだ。鹿児島からどんな船で運搬してくるのかわからないが、全ての日用品含め鹿児島からの海上輸送に頼っている島であれば物価が高いのは止むを得ない。4日間の走行距離は356.6km 屋久島3周分ぐらいの距離を走ったことになるが、使用ガソリン22.3リッター、燃費はなんとリッター16kmにもなる、軽自動車は充分役割を果たしてくれた。
こうして、島の大部分が深い原生林で覆われた日本の世界自然遺産「屋久島」の旅は終わったが、地球温暖化による気候変化で屋久島に降る雨が少なくなったりすれば、自然体系は崩れかねない。
そんな日が来ることなく、今小杉と呼ばれている1000年未満のスギもヤクスギになれる日が来るよう願ってやまないのです。