2007年6月25日月曜日

屋久島の思い出


一年があっという間の昨今、昨年はこの時期日本の世界自然遺産「知床を訪ねる北海道の旅」へ出かけていたのです。
この機会に2005年友人のH氏と一緒に行った、1993年に登録された日本の世界自然遺産「屋久島」の旅をメモを見ながら思い出して書いておこう。
2005年10月25日(火)晴れ
JR浜松町駅改札口でH氏と「お久しぶり、よろしくお願いします」と挨拶を交わしたのは、通勤客で混雑が始まるには少し間がある6時30分、モノレールで羽田空港第一ターミナルへ、チェックインを済ませて2階のレストランでトーストとコーヒーで朝食。
さあこれから世界自然遺産の島「屋久島」へ3泊4日の旅が始まるのです。

JAL1863便は定刻8時一路鹿児島へ向けて離陸、快晴なので眼下に富士山がきれいに見る。1時間40分のフライトで鹿児島空港、10時25分発のJAC3743便、小さなプロベラ機へ乗り換え。

屋久島空港では、ネットで予約したスズキレンタリース屋久島の人が我々二人を出迎え空港側のレンタカー駐車場へ案内してくれる。帰りもこの駐車場に置いてくれればいいと返却手続きを説明してくれ払った料金は4日間12240円と免責保証の1500円、軽自動車とは云え格安。島の周囲127km、人口1万4000人、幾つかの信号しかない屋久島でのドライブにカーナビはいらない。
早速、屋久島情報をインプットしようと予定の屋久島世界遺産センターへ走る、入館前に隣の杉の茶屋で屋久島うどん?で昼食。入館無料は良かったが、お目当ての14mx20mの大型スクリーンによる屋久島紹介は上映してなく、その設備もないことが入館してみて分かった。別な場所にある屋久島環境文化村センターにあるとのこと、きっと地元と文部科学省との間で綱引きがあったに違いないが、自分の事前調査不足、空撮の屋久島映像は明日見る事にして、島の植物や野生動物に関する情報を展示パネルで勉強。
名ばかりの屋久島世界遺産センターを出て、さらに山道を走り屋久島の最高峰日本百名山の一つ宮之浦岳1936mへの淀川登山口まで走る。途中安房林道沿いにある推定樹齢3000年の紀元杉は胸高周囲8.1mもある、長寿といわれる人ても人間100年、暴風雨に耐えての3000年、その姿には圧倒される。
安房林道を10分ほど戻るとヤクスギランド、ヤクスギを手軽に学べる総面積270haの森林緑園。80分で歩けるつつじ河原コースを選ぶ。途中までは木道も整備されていて歩きやすいが、その先は山道や渓谷のあるコースだ。ここでは千年杉なども見るが、屋久島では樹齢1000年以上になって初めて屋久杉と呼ぶそうで、数百年のスギは小杉と呼ばれている。
屋久島で最古の杉は縄文杉推定樹齢2170年~7200年まで諸説あるそうだ。確固たる樹齢は分からなくても1000年も超えていれば十分霊験さを感じる。片道5時間往復10時間のトレッキングは我々二人には厳しすぎ当初から計画外としての屋久島の旅ではあったが、もう10年若ければ行けたものをと思うと残念ではあった。
こうして屋久島の旅初日は終わり、うみがめが産卵に上陸する浜にある今回の宿マリンブルー屋久島へチェックインしたのは18時だった。