2007年6月7日木曜日

安野光雅オランダ水彩画展


佐倉市は、古くは佐倉藩11万石が前身で文武芸術を奨励した藩としても有名だそうです。この城下町として栄えた現在の佐倉市の中心部に佐倉市立美術館があります。
大正時代に建てられた銀行の佐倉支店のレンガ造りの建物を保存するような形での玄関部分、後ろに美術館を建築してあるので外見からは近代的な立派な内部は想像できません。
この美術館で今、安野光雅がオランダで描いた水彩画43点が公開されているので見学に行きました。オランダ紀行ともいえるこの水彩画は、淡い色調で、小さな町や村、川や牧場などを描いていて、どの画も、のんびりした旅であったろうと思えるのどかさを感じさせるものでした。
単に水彩画展を見にきたというよりも、水彩画を描くことを趣味にしているような中高年の方々が多いように感じながら、自分ものんびりと43点の作品を見てきたのです。