2006年10月4日水曜日

知床を訪ねる北海道の旅 その10



6月30日(金) 晴れ 一路我家へ!

東日本フェリー 5時半起床、チェックアウトをしてホテル駐車場を6時に出発。 早朝の市街を抜けて函館港へ、途中で東日本フェリーのサインボードを見る。6時半にはフェリーターミナルへ到着、乗船券出力専用端末に予約番号を入力するとネットでの 予約通りの内容で乗船券が発券された。これでOK、乗船開始案内までターミナル内で朝食。函館-青森間ということで、長距離フェリーの乗船客とは違ってプロのトラックドライバーが多い。太平洋フェリーではドライバー以外は空港のような専用ゲートを使って乗船、下船をしたが ここ東日本フェリーでは同乗者も一緒に車で乗り込む。全てが5分間隔で運行されている 路線バスのように淡々と進行しました。船 内一階のフロントで一等船室のキイを受け取って船室へ、3時間50分の船旅の始まりです。

津軽海峡 タグボートに曳かれることもなく、東日本フェリー12便 「ほるす」は定刻7時30分に岸壁を離れ青森港へ向かいます。1954年9月26日台風15号により青函連絡船「洞爺丸」が函館港で 沈没、1155名が死亡した大きな海難事故がありましたが、今日の 函館港は快晴、波も静か、滑るように出航した12便は「津軽海峡 景色」の中を一路青森港へ向かって進みました。下北半島と津軽半島の間を航行する頃には、フェリーの両サイド に半島の島影が大きく見え、陸奥湾に入ると飛び込めば津軽半島まで泳げそうな位置を航行します。そして定刻11時20分、12便は青森港フェリーターミナルへの 接岸を完了していました。

東北自動車道 青森港フェリーターミナル接岸後は順次下船、11時30分にはターミナルを出発して東北自動車道青森ICへ向かいました。 いよいよ最後のルート桜土浦ICを経て自宅 までの720km、およそ10時間の長距離、長時間ドライブです。 津軽富士こと岩木山が見えるころにはお昼タイム、津軽SAに入ってランチ休憩、13時には 再び東北自動車道を一路郡山へ向かってひた走りました。

磐越自動車道  郡山からいわきJCTまでは磐越自動車道です。 途中拡幅工事がまだ行われていて 時速70km制限区間もある要注意道路です。

常磐自動車道 最後の高速道路が常磐自動車道です。途中1,2度休憩しながらの 運転。夕食は北茨城ICの次に出てくる中郷SA、時間はすでに19時30分になっていました。桜土浦ICのETCゲートを時速20kmに減速して通過、料金は13050円の表示が出ました。

ラストコーナー
桜土浦ICからは自宅まで50km、本当に最後のコーナーです。時刻はすでに 21時になろうとしていました。朝6時函館のホテルを出てから本日の走行距離728km、自宅駐車場に入ったのは22時10分になっていました。カーナビから「お疲れさまでした」の音声が労ってくれました。
こうして私達家族の「日本の世界自然遺産知床を訪ねる北海道の旅」は終わりましたが、今まで経験したいろいろな旅の中でも最も楽しく素晴らしい旅だったと思います。

エピローグ
仕事を卒業したら、自分でつくる北海道の旅を、しかも自分の車で行ってみたいという思いを遂に実現出来た今回の旅ですが、昨年知床が日本の世界自然遺産に登録されたこともあって、 単なる北海道でなく「知床を訪ねる」をメインにした旅に出来たことでより充実した旅になったと思います。 10日間、走行距離2732km内北海道内の走行距離1618kmは予測よりは少なかったですが、  私達家族の興味と関心を満足させてくれる内容の旅に出来たと確信しています。地平線まで広がる大地、どこまでも続く真っ直ぐな道、残雪抱く山々、神秘的な湖、鮭の遡上が見られそうな 清流、シラカバの林、 ヨーロッパのように活き活きと咲く花々、放牧のウシやウマ、野生のシカ、クマ、キツネ、 そして何より美味しい海の幸と生ビール、青い空、青い海....北海道は、旅する人に安らぎと感動を くれる魅力あふれる北の大地です。 豊かな自然の大地北海道の旅でしたが、ハイテク商品カーナビゲーションシステムの効果も絶大なものがありましたし、Sご夫妻の北海道情報もとても参考になりました。
計画、実行、そして思い出しながらの記録の整理、北海道に3回行ったような気分で終われる充実感を 味わいながら北海道旅の記録を終わります。