2006年10月3日火曜日

知床を訪ねる北海道の旅 その9



6月29日(木) 晴れ  北海道最後の夜は函館の夜景です。

北大植物園 連泊のホテル札幌ガーデンパレスでの朝食をゆっくり食べてから チェックアウト前に、昨日は時間が遅くて入れなかった北大植物園へ。 ホテルから 1ブロックの近さでもあり又6月中旬頃NHKで紹介番組を見たこともあってぜひ行きたいと 思っていた植物園でした。東京大学小石川植物園に次ぐ日本で2番目に古い植物園で広さ13.3ha、約4000種類の 植物が育成・保存されているそうです。園内にある博物館には、エゾオオカミの剥製や南極観測で話題になった樺太犬タロの剥製の 展示や北海道の開拓に関する資料などもあって、今回の旅で見た北海道に加え歴史に関する理解も少し深まったように感じました。 園内はテーマに沿ったゾーンに分かれていますが 太古の森を思わせるような高木、大木のゾーンも あったりで、札幌の中心にこんなに広く大きな森を 持つ植物園が存在することは素晴らしことだと 思いました。NHKの番組でこの植物園を紹介していた女性の管理者ともお話をすることが出来て、一層親しみを感じた北海道大学植物園でした。

小樽運河 北大植物園からホテルへ戻りチェックアウト後、次の目的地小樽へと向かいました。カーナビは正確に小樽運河地域へと誘導してくれました。大正12年、1923年に小樽港の荷役を効率よく行うために造られたという小樽運河ですが、当時の倉庫群は外観だけ残して今は大半が寿司などレストランに。運河で自称二科展、道展入選、小樽市NHK賞受賞実績を持つ三浦聖という画家がお土産用に描いた「小樽運河」のスケッチをアルミの額はいらないからと絵だけを交渉して記念に購入。帰ったら絵に合う額を造ってもらって飾ろう、額の方が中身より高くなるかもしれないと思いつつ。

日本郵船会社 お昼を早く済ませ、12時には小樽を出発するつもりだったが遅れて13時25分に駐車場を出る。小樽運河に程近く旧日本郵船株式会社小樽支店の建物が小樽市の重要文化財として往時の姿に修復されて保存されている。明治39年に建てられているが、当時としては最も新しい石造り洋風建築であった。日露戦争講和条約の樺太国境策定会議が両国代表によって、この建物で開かれ調印されたという歴史のある建物です。

ニセコパノラマライン 国道5号線羊蹄国道を共和町国富まで、ここから国道276号線へ入り岩内で道道66号を探す。ニセコパノラマラインには神仙沼などの湖沼が点在するので全線走りたかったが、時間も押しているので残念ながら省略。道道268号線だったと思うがクマの出没しそうな山道を下り新見峠を経て蘭越町へ、再び国道5号線から長万部へと走る。長万部からは内浦湾(噴火湾)を左手に見ながら一路函館へ。

函館山夜景 北海道最後の宿は厚生年金のウェルハートピア函館、19時10分に到着したが、国道5号線が終わってからはかなり複雑でカーナビの有り難さを痛感。美味しい食事もそこそこに20時15分タクシーを頼んでホテルから函館山展望ハウスまで登る。この時間帯はバスとタクシーだけで一般車両はふもとで通行止め。観光バスも頂上の駐車場順番待ちで列をつくっている。駐車場にタクシーを待たせての函館夜景見物。展望ハウスへ上がると大勢の観光客でさながら順番待ち状態でした。
夜の函館山は久しぶりの快晴だそうで、それはそれは見事な夜景です。さすが日本三大夜景の一つ。
妻は4回目だとか、今夜が一番見事な夜景と喜ぶ。函館山はこの夜景のためにあるような位置にある。15分ぐらい見ただろうか、待たせてあるタクシーでホテルへ。さあ、明日の朝は函館7時30分のフェリーで北海道ともお別れになる。