2007年3月27日火曜日

カタクリ



カタクリの群生地へ行ってきました。
「日本のさくらの名所100選」に選ばれている千葉市の泉自然公園のHPを見ていてこの公園にはカタクリが群生していることを知りました。
早速今日は3人でそれぞれがデジカメぶら下げて出かけたのです。
カタクリといえば栃木のみかも山の群生地が有名ですが、昔二人で行った時は既に終わった後で二輪草だけを見て帰ってきた記憶があります。
今日はそんな沢山群生しているとは期待せずに行ったのですが、うれしい誤算でした。かなりの距離の北斜面に沢山咲いているではありませんか。二輪草と一緒に群生している場所もありますし、まだ蕾のものもかなりあるので満開になる頃は北斜面一面うすい紫の美しい花が見られることでしょう。
千葉はカタクリが分布出来る南限だそうで、北斜面で落葉樹に覆われた水のある場所というかなり難しい条件下ではじめて生育するようです。
驚いたのは、花が咲くまで、実生からだと早くて7年、だいたい10年ぐらいたってようやく花をつける株に成長するそうです。
開花は気温が15度ぐらいになると開き、さらに日の光が当り気温が上がると花びらが反り返りあの独特な形になると「泉自然公園カタクリ観察会」のパンフレットに書かれています。
この公園はその名のように自然を残して公園にしたところで、1969年に開園し面積は4haある広大な公園です。造成前は大半が里山と谷津田だったそうで、今でもマムシが本当に生息しているのか、人が山林に入り込むのを防止しているのか、マムシ危険の標識がいたるところに立てられていました。
池ではカワセミも必ず見られるとのことですが、今は営巣中で池の一帯がロープで囲まれ立ち入り禁止になっていたのは残念でした。
さくら100選の名所なのでお花見広場なども整備されていて、ちらほら咲き始めたさくらを見に来ている人もいましたが、見ごろは今週末から来週でしょう。
今日はさくら情報から思わぬカタクリ観察になった一日でした。来年も又カタクリを見に来たいものです。