現在の生垣をつくる時、常緑で広葉樹の候補としてウバメガシとヒイラギモクセイを検討しました。ウバメガシは葉の大きさや枝ぶりなど魅力でしたが、虫害が多く消毒が大変なのでヒイラギモクセイに決めました。ヒイラギほど鋸歯は鋭くなく虫害は多少ありますが病気にも強く、生育も良く、秋には小さな白い花も楽しめます。
高さ100cmぐらいの苗木なので、造園科で習った「布掛け支柱」をつくり、その支柱にそって植え込みをし、植えた苗木を支柱の竹に各2箇所シュロ縄で縛りつけ固定したのです。
生垣が出来てから丁度4年、ヒイラギモクセイも生垣としてその役目を充分果たせるまでに大きくなりましたが、良く見ると太くなった幹にシュロ縄がめり込み始めています。根も充分張り、風で根がゆすられる心配もなくなった今支柱の取り外しをしなければならなくなったのです。
焼き丸太と竹での支柱づくりと70本の植え込み作業は造園科卒業後初めての本格的生垣づくりだっただけに布掛け支柱の取り外しは、ちょっぴりもったいなく思いながらの作業になりました。