12月11日(月)
先週成田ニュータウンで門かぶりのマツがあるF邸の仕事を2日やりましたが、今週はお隣のM邸です。こちらのお宅も同じように門かぶりのマツがあります。門やら石やらで脚立が立てにくいのが難点ですが、マツの手入れが出来るのは楽しみです。手がけて4年目ともなると、形や大きさは自分の技能の結果なので勢い気合も入ります。 午前中は倒して欲しいという大きなニシキギ2本の処理とマキやウメで終わってしまったのでマツの着手は午後になってしまいましたが、それでも天端が出来て半分終わった気分で帰路につけました。
12月12日(火)
Yahooの予報では真冬並みの寒さで午後から雨となっていましたが、やはり朝から寒い日でした。
脚立の上で動かないマツの仕事は耐寒勝負でもあるのです。寒いと思い出すのは造園科での卒業試験「マツのもみあげ」です。深谷にある埼玉県農林総合研究センター植木支所近くが試験会場でしたが、試験当日は上州特有のからっ風が脚立の上へと吹き上げてくる極寒ともいえる日だったのです。あの日に比べれば今日の寒さは十分我慢の範囲内なのですが、人間辛かったり悲しかったことは忘れるように、もっと寒い日があったことも忘れてしまうのです。そんなことを考えながらやっていたら予報より早い12時少し前に無常の冷たい雨がやってきて、出来栄えを眺めるのは来週の楽しみになってしまいました。