毎年この時期wifeの友達Mさんが贈って下さるシクラメンが今年も届きました。シクラメンといえばクリスマスですが、花期は長く4月まで部屋の中を明るく華やかな雰囲気にしてくれます。和名はあまり知られていませんが、赤い花びらが上方に反り返って咲く姿が篝火(かがりび)に似ているのでカガリビバナと言うそうです。
真綿色したシクラメンほど
清しいものはない
出逢いの時の君のようです
ためらいがちに かけた言葉に
驚いたようにふりむく君に
季節が頬をそめて 過ぎてゆきました
うす紅色のシクラメンほど
まぶしいものはない
恋する時の 君のようです
木もれ陽あびた 君を抱けば
淋しささえも おきざりにして
愛がいつのまにか 歩き始めました
疲れを知らない子供のように
時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら
僕は何を惜しむだろう
小椋佳の素晴らしい詞と曲 「シクラメンのかほり」は、布施明が歌って1975年に大ヒットしました。でも、あの頃シクラメンにまだ香りは無かったのです。約30年後の2001年11月に埼玉県農林総合研究センター園芸支所で品種改良の香り付きが生まれています。
それはそうと、シクラメンの花芽は葉腋に出来るので葉一枚に花芽が一つ出来ますから、長く咲くシクラメンは、葉が元気良く沢山ある鉢を選ぶことが大事です。長く寒い冬の間、このシクラメンが元気をくれることでしょう。