2010年1月14日木曜日

五島列島の旅




2008年11月4日(火)
カンパーナホテルの夕食は留椀に五島うどんが出て昨日は2度五島うどんを楽しめました。
今日は福江島を一周する予定を組んでいてレンタカーのカーナビに行き場所を設定し、先ず一番目は、すりばち形の鬼岳と火山群を見ながら鎧瀬公園へと走りました。
海岸線がことの外美しいのと、ビジターセンターには五島の植物や動物に関する様々な資料が展示されていました。
その後、富江湾を左に見ながら大瀬崎灯台への途中にある玉之浦の大宝寺へ立ち寄りました。
大宝寺は約1300年前弘法大師が遣唐使と共に帰朝の途中、ここに立ち寄って真言宗最初の道場として布教したといわれる由緒ある古刹だそうです。
次に行ったのが五島観光のメインポイントの一つ同じく玉之浦の井持浦教会ルルドです。
この教会の歴史は別にして、建物は五島各地の信徒が石を持ち寄って造られ南フランスの町ルルドの奇跡の泉から取寄せた霊水が洞窟脇の泉に注がれたとか...

この教会からさほど遠くないところに大瀬崎断崖と灯台があります。
五島観光必見の名所といわれるだけあって高さ100m~160mもの海蝕断崖が延々20kmも続く雄大な景観でその突端に立つ白亜の灯台は見事な美しさです。

この景色を描いて何人かの友人には年賀状として(下手を承知で)差し上げました。又福江島の玉之浦は観光ポイントだけでなくツバキの品種玉之浦でも有名です。

もっとゆっくり居たかったところですが、2泊3日の旅とあって明日は帰らなければなりませんからランチの場所を探し、ちょうちん屋という暖簾の店で今日釣れたというなんとかいう魚(名前は思い出せません)の刺身定食2000円を頂きましたが、それがなんと美味だったことでしょう。

食後は次の高浜海水浴場へとレンタカーを走らせました。
この海水浴場は真っ白い砂浜と澄みきった海が素晴らしく、2004年には日経新聞で日本で一番美しい海水浴場にも選ばれているそうで、浜にたつとこんな海で1日のんびり泳いでみたいと思える美しさでした。

三井楽では道の駅遣唐使ふるさと館へ寄り、水の浦教会を見てから、遣唐使船が風待ちしたといわれる白石湾の湾口にある魚津ケ崎公園へ行ってみました。

他に観光客の姿もなく時折吹く11月の風は冷たく長居は出来なく城岳展望所へ 上りました。
途中に車を止めて歩いて上がった頂上にはドコモでしょうかアンテナ塔が あって展望台を兼ねていました。
この城岳展望台からの眺めは白石浦と海に浮ぶ島々が素晴らしい景観を形成していました。

観光バスではとてもこれだけ行けないだろうと思うほど1日で沢山のポイントに行ったのですが 、今夜は7時に鬼岳天文台で天体観測を予約したので、夕食もそこそこに夜の外出になりました。

この天文台は九州でも有数の60ミリの望遠鏡を備えていて説明員が解説してくれます。
大きな望遠鏡は全て手元のパソコンでコントロールされ、見たことのない大きさでお月様も 見ることが出来ました。

時期によっては毎夜多くの人が訪れるのでしょうが、この時期他に客もなく完全予約制のこの天文台にこの夜行ったのは我々4人だけでした。

曇り空ではいくら性能のいい望遠鏡でも視界ゼロですから、満天の星空を天文台の大きな望遠鏡で 解説つきで見れたのは本当に幸運でした。

こうして五島列島の旅2日目は終わりました。