2007年1月10日水曜日

認知症...その時あなたは

昨年12月17日(日)、18日(月)の2回に渡って放送されたNHKスペシャル「認知症...その時あなたは」を見られた人は多いと思いますが、見てなかったので今日は録画ビデオをゆっくり見ました。今まで不安、心配が先にたっていた認知症ですが、この番組を見て認識が変わりました。
世の中いい方向へ動いていることを感じたのです。

1.認知症は年のせい?
認知症は年のせいではなく病気である
  アルツハイマー型認知症 ....半数以上を占める
  脳血管性認知症
  その他

2.治療法はない?
★進行を遅らせる治療法あり
  日本   現在唯一の薬は「アリセプト」
  アメリカ アリセプトを含み4種類の薬から選択できる
★数年後の新薬登場に期待
  進行を遅らせるから止めるへ !
  アメリカで開発中の新薬「トラミプロセート」 臨床試験中 2年後実用化をめざす
★もしやと思ったら身近な人と専門医へ
  もの忘れ外来、 認知症外来、 老年科 等。
  ・早期の認知症チェック....10時10分を示す時計の絵が正しく書けるかどうか
  ・いづれはアルツハイマー病が発症する前に発見することが出来るようになる

3.予防は難しい?
★リスクは減らせる、ニコニコ笑って体にいいことを
  認知症予防=リスク低減
    ●有酸素運動
    ●健康的な食生活
    ●知的活動を楽しむ  人と会話する  *社交ダンス...5倍ぐらい効果ある
  認知予備力が高いと脳に萎縮があっても病気が進行しない

4.徘徊、暴力などは仕方がない?
★適切なケアーで症状は減る

医学的進歩もそうですが、社会の認知症患者受け入れ体制も変わりつつあることが番組を見て分かりました。家族の誰かが認知症になっても、自分が認知症になっても大変ですが、これからも増える認知症関連情報を正しく消化しながら、先ずは明るく毎日を生活して行くことが大事だと感じた今日のビデオでした。

因みに再放送は:
NHK総合 2月3日(土) 15:05-16:50
NHK総合 2月4日(日) 15:05-16:19