2014年11月20日木曜日

富士河口湖紅葉まつり

11月1日〜11月24日まで開催されている富士河口湖紅葉まつりへ行って来ました。

何時もならそろそろ起き出す午前8時、今日は河口湖大橋を渡っていました。
地元商店会のテント出店がそろそろ開店準備が終わろうかという早朝、メイン会場になっている「もみじ回廊」はまだ訪れている人も少なく、ゆっくりのんびり二人で紅葉見物が出来ました。

このもみじ回廊と呼ばれる場所は現在水が流れてない川をはさんで左右の土手に紅葉があってどれも100年は超えてるだろうと思われる大木でした。
紅葉全体はピークを過ぎているとは言え、河口湖畔のもみじも沢山あるしこの3連休も大勢の人で賑わうことでしょう。

もみじ回廊での紅葉見物を終え、時間も早いし近くにある「オルゴールの森」へ行きました。
ここが予想外に楽しめたところでした。

「小さなヨーロッパ〜オルゴールの森〜」とパンフレットに書かれてあるように池を囲んで上手に雰囲気が造られていました。

からくり人形が時を告げる小規模な噴水ショーがあったり、世界最大のダンスオルガンによるコンサートがあったり、自動演奏楽器とオペラ歌手の共演があったり、世界的にも貴重な自動演奏楽器の紹介もありました。
良くこれだけの古いオルゴールや自動演奏楽器を集めたと思うほど素晴らしいものが飾ってあり、どんな収集家が集めたものなのか興味をそそりました。

その中にTAITANIC MODELと表示された自動演奏楽器があったので、説明者に聞いたところ、あの豪華客船タイタニック号に搭載予定だったものが何かの都合で載らずに残ったものだとの説明がありました。
ローズガーデンでは秋バラが美しく咲いていたし、園内の紅葉もきれいでした。
唯一残念だったのは、「感動テラス」という場所があって晴れていれば庭園の向こうに見えるきれいな富士山が今日は見えなかったことです。

午前中は少し青空ものぞいていた河口湖の天気でしたが、昼頃から曇ってきて、この後山中湖に近い「忍野八海」へ行く頃には外気温3度、雨がみぞれに変わった寒い天気になりました。

世界文化遺産になった富士山の構成資産として位置づけられた「忍野八海」は、富士山からの伏流水に水源がある湧き水の8つの池で小さなエリアに集まっていました。

傘を差しながら大勢賑やかに来ていたのは中国人の団体観光客で日本人はほとんど見かけませんでした。
お釜池 底抜池 銚子池 湧池 濁池 鏡池 菖蒲池の7つは見て回りましたが8つ目の出口池だけは少し離れていて往復30分かかるというので寒いしあきらめました。
富士山の雪解け水が何十年もかかってここに湧き出す神秘の湧き水が、今こうして海外からまで見に来るような観光資源にもなったのも、みぞれ降る寒い池の中に入り、増えた水草を取り除く作業をしている人がいましたが、このような地元の地味な維持活動があったからでしょう。

思いがけず寒い紅葉まつりの河口湖でしたが、早起きした甲斐のある一日でした。