2007年2月15日木曜日

書と絵手紙展



昨日は発達した低気圧と共に関東地方で春一番が観測されたそうですが、今日は青空、駅のホームを吹き抜ける風は強くても、風の中に頬を刺すような冷たさはありませんでした。
そんな今日、子供が勉強している書道教室が毎年開催する「書と絵手紙展」が日曜日から始まっているので久しぶりに東京へ出かけました。
展示されているどの「書」も素晴らしく、良き指導を得て頑張ればこんな作品が書けるようになるのだと、ただ感心して見てきました。子供の作品は、どこがどう上手か、残念ながら評価出来る目はありませんので親の欲目かも知れませんが手に書けてるなあと思いました。
「絵手紙」作品も、絵も上手なら添え書きも心を捉える一言ありで、こんな作品が描けたら出品したくなるだろうと思わせるものばかりでした。
中でも注目したのは、昨年北海道の旅を絵巻物にされたSさんの作品で、今年は「東海道五十三次」の絵巻物が出品されていました。作者ご本人が会場にいらしたのでお話を伺うと、まだ清水までだそうですが、3回に分けて出かけ、宿場とその道中の史跡をゆっくりと丹念に見てまわりながら描かれているそうです。いろいろ事前情報を収集して旅を計画され、実際の旅で楽しみ、帰られてから絵巻物を描くことで、一回の旅を3回の楽しみにされておられるその楽しみ方は人生の達人のように感じました。