昨日座間味から渡嘉敷島(とかしき)へ渡ってきました。
慶良間諸島国立公園の中でも一番大きな島です。
今朝はレンタカーを3時間だけ借りて島めぐりをしました。
この島には3つのビーチがありますが、泊まったペンションは阿波連(アハレン)ビーチの側にありました。
このビーチを島の上から眺めると、白い浜とブルーのグラディエーションの組み合わせがなんとも美しく何時まででも眺めていられそうです。まさにケラマブルーです。
島の東側を通る久比里原林道を走り、帰りのフェリーが出る渡嘉敷港へ行ってみました。
港ではもう直ぐ那覇からのフェリーが着くようで、各宿の迎えの車が来て待っていました。
ついでに帰りの乗船券を購入してから、島の一番北の上にある国立沖縄青少年交流の家とその敷地内にある西展望台と東展望台へ行きました。
この青少年交流の家は昭和47年5月沖縄の本土復帰を記念して造られた施設で宿泊棟や研修棟スポーツ施設が整備されていました。
国立だけあって、きれいに手入れされた広い敷地内にある西展望台からは、白い浜に囲まれた慶良間の島々がケルマブルーの海の中に浮かび、今回の旅で最高に美しい景色でした。
でも残念なことに、その景色は遠景なので自分たちのデジカメではズームで撮ったどの写真もその美しさを写し出してはいませんでした。
この敷地内には、戦争末期に渡嘉敷で集団自決した人々の慰霊碑もあり、沖縄本島から研修に来ていた琉球大の学生達も手を合わせていました。
集団自決の慰霊碑は座間味島にもありましたが、これらの島々は占領されて沖縄本島への侵攻の基地になったそうで、戦争の悲惨な歴史の一端も知ることになった座間味と渡嘉敷でした。
レンタカーを返却して、午後4時出港の「フェリーとかしき」には時間があるので、アハレンビーチでパラソルとデッキのセットを借りてケラマブルーの海を眺めて2時間のんびり過ごしました。
海を眺めていると、阿波連の港からスキューバダイビングに行ったり帰ってきたりする船の出入りもあり、シュノーケルをしている人や水上スキーを練習している人などもいて、シーズンにはまだ少し早いこの時期ですがマリンスポーツでの人気度を感じました。
渡嘉敷から那覇泊まで一時間10分、高速フェリーを利用すれば35分の近さで沖縄本島とは違った美しさを楽しめる慶良間諸島は、小さくても素敵なリゾートホテルが出来ればさらに人気が出ることと思います。
台風6号での旅程短縮はあったものの、台風後の青空と慶良間の美しい海を堪能出来た慶良間諸島の旅でした。