東北紅葉の旅は、思いもかけず雪に覆われた紅葉を見る幸運な旅になりました。
そして昨日は予定していた奥入瀬渓流ホテルに泊まることが出来ました。
ラウンジは、全面大きなガラス張りで (洞爺湖のウィンザーホテルほどではありませんが) 外にはイロハモミジが植栽され、真っ赤に紅葉した時は素晴らしいだろうと思われます。
真ん中には、岡本太郎の作である「森の神話」という大きな暖炉があってくつろぐことが出来るようになっていました。煙が抜けるところは総重量5トンもあるそうで、下の方にTaro Okamoto のサインが彫りこまれていました。
蔦温泉 蔦六沼めぐり
ホテルから6,7キロの国道103号沿いに蔦温泉があり古い旅館が一軒営業していますが、ここでの蔦六沼めぐりが素晴らしい散策をさせてくれたのです。
あちこち熊の出没が言われているので、熊避け鈴なしで、多少ビクビクしながら二人で約1時間半の沼めぐりをしました。
最初の蔦沼までは遊歩道が整備されていましたが、その後は黄葉したブナの森の山道でこのコースの全ての沼をみてまわりました。
雪が残り、ブナの黄色にヤマモミジの赤が混じりその向こうに見える静かな沼の光景は今回の旅一番の思い出になりました。
雪の八甲田山
途中、雪の睡蓮沼や八甲田山を望むアーチ型の城ケ倉大橋を見てから、八甲田山ロープウエーで山頂へと上がりました。
乗り場でも気温4度だったのが山頂では1度、予定では山頂駅附近を散策する計画だったのですが、雪が多くて、とてもとてもスニーカーでは歩けませんでした。
それに何より寒くて寒くて、暖かいそばを食べてから新田次郎の「八甲田山死の彷徨」が映画化された時の撮影パネル展示を見て下りのロープウエーで早々に下山した八甲田山でした。
青森ねぶた
青森市内近くにねぶたの里があります。
ねぶたの代表作を常設展示している大きな館です。
歴代の代表作展示を見てまわったところで、ちょうどねぶたの運行体験をさせてくれる時間だったので韓国からのツアー客に混じってねぶたの下に入り、掛け声に合わせてねぶたを曳く体験をしました。
(写真はwifeが撮ってくれたので自分がどこかに写っています)
このねぶたの里の上を青森新幹線が12月4日から通過するそうで、試験運転の新幹線が通過したのを見ることが出来ました。
新幹線開通は青森県民の悲願だったようで、大変な期待が寄せられているのが各所で感じられました。