2019年2月27日水曜日

さわら雛めぐり

佐原町並み交流館の展示
3月3日の雛祭りに合わせて行われているさわら雛めぐりに二人で行ってきました。
千葉県と茨城県の県境になっている利根川を目の前にした香取市佐原地区は、実測で日本地図を作った伊能忠敬の記念館や生家があったり、国やユネスコの無形文化遺産になっている佐原の大祭があったり国指定の重要文化財になっている香取神宮があったり古い町並みが保存されていたりと千葉県民としてもちょっと誇りに思える魅力的な地域です。

さわら雛めぐりは、旧三菱UFJ銀行佐原支店だった建物を使って造られた佐原町並み交流館と地域の43もの協力店が江戸から明治大正昭和に渡る代々大事にしてきた雛飾りを展示していてぶらっと歩いて見て回れます。
福新呉服店の雛飾り
中でも江戸時代から300年続いているという福新呉服店の雛飾りは蔵を整理していて発見されたそうで小さなお雛様ですがその緻密な作りは素晴らしいものでした。
町並み保存地区なので店の建て替えやリフォームも制約があるのでしょうか昔そのままのお店の作りで、店内に飾られている大きな柱時計の前には90近いおばあさんが店番?をしていて娘さんに聞いたら8代目になりますとの返事でした。
間口は狭く奥に細長い家屋で奥の方には蔵や古井戸があり雛人形同様歴史を感じる呉服店でした。

江戸時代からのお雛様の変遷を見た帰り道は道の駅「水の郷さわら」へ寄ってきたさわら雛めぐりでした。