2013年4月26日金曜日

首都圏外郭放水路見学会


埼玉県春日部市にある首都圏外郭放水路を見学してきました。昔から度重なる浸水や洪水被害に悩まされていた埼玉県東部の中川・綾瀬川流域の為に、国道16号の地底50mに造られた全長6.3kmの世界最大級の地下放水路です。
6.3kmの間に5か所の内径10.6mの立坑があって、ここから増水した各河川の水を取り入れ、最終的に江戸川に流す仕組みですが、その最終排水機場が上の写真です。
江戸川に排水する為に水を集める巨大な調圧水槽が下の写真ですが、まるで地下に出来たパルテノン神殿のようでした。
排水能力は1秒間に25mプール1杯分の水を排水出来るそうです。
一緒に見学した人達もその巨大な施設と集水・排水の能力に驚いていましたが、家に帰ったら6時からのNHKの首都圏ネットワークで、春日部のフジと大凧そしてこの首都圏外郭放水路が紹介されたのにはもっと驚きました。
そういえば、見学に入る前に、撮影が終わったようなビデオカメラを担いだ人たちがいたのを見たのを思い出しました。
この施設は国土交通省関東地方整備局 江戸川河川事務所がやった仕事ですが、浸水被害が無くなった流域の人たちはこの施設のことを知っているのでしょうか。