「北の桜守」制作委員会から転載 |
吉永小百合の出演120作目になるこの映画ですが、2005年の「北の零年」2012年の「北のカナリアたち」に続く北海道が舞台となっている映画です。
第二次大戦の最後、ソ連軍の侵攻で南樺太から網走へ決死の避難をした母と息子次男のその後の物語です。
吉永小百合のどこか寂しさを感じさせる風貌とその声音の魅力は70歳を過ぎても失われていませんでした。
網走の流氷や雪原など厳しい北海道の冬の景色もふんだんに盛り込まれたストーリーで、樺太に咲いた桜の思い出を大事に生きた女性役を見事に演じていました。
いつまでも元気で次の作品にも取り組んで欲しいと思いながら帰ってきました。