2015年2月1日日曜日

屋久島で見たH-2Aロケット打ち上げ

今朝は、先ずホテルから近い千寿(せんぴろ)の滝へ。

昨日西部林道へ入る手前で行った大川の滝は日本の滝100選に選ばれていますが、ここ千寿の滝はV字型の峡谷へ落下する壮大な景観で、100選にはこちらを推薦したいと思える滝です。

近くには寄れず遠目に見るしかありませんが、見応えのある滝の景色です。

そして10時21分、屋久島からH-2Aロケット打ち上げが見えまし
屋久島からH-2A(Google画像)
た。
今日の予定ヤクスギランドへ上る途中種子島の島影が良く見える場所で島の人達6人程と一緒に10時21分からの打ち上げを待ちました。

10時21分きっかりに打ち上がったH-2Aロケットは機体は見えませんが、炎が青い空へ上がって行くのがはっきりと見え、皆で拍手です。

種子島宇宙センターまでの距離は27kmだそうで、自分のデジカメでは撮影出来ませんでしたが、Googleの画像に今日見えたのとまさに同じ光景の写真がありました。

打ち上げの爆音はかすかに小さく聞こえましたが、種子島で見ていれば凄い爆音と炎と煙が目の前に広がり感動の一瞬を味わえたことと思います。


打ち上げを見て、標高1000〜1300mに広がるヤクスギランドへ。

面積270haの広大な森で、数多くのヤクスギが鑑賞出来る4つのコースがあります。
木道や吊り橋も良く整備されているので、白谷雲水峡のような厳しさはありません。

推定樹齢1800年の仏陀杉を見て戻って来ましたが、1000年ぐらいの杉が沢山あるのはヤクスギランドの名の通りですが、ヒメシャラの大木が多いのにも驚きます。

屋久島は一か月に35日雨が降ると言われるほど雨が多い島ですが、幸い昨日今日は雨もなく晴れていてラッキーでした。
でも寒さは先週から続いていて、ヤクスギランドを訪れている人は無く、この広い密林のようなヤクスギランドは貸し切り鑑賞でした。

ヤクスギランドからさらに車で奥へ行ける山道があって、推定樹齢3000年の紀元杉を見に行く予定でしたが、路面凍結の為通行止めになっていました。
係りの人に本当にダメか確認したら、あまりに行きたそうに見えたのでしょう車で確認に行ってくれましたがやはり駄目でした。

ヤクスギランドから町へ降りる途中屋久杉自然館へ寄りました。

1924年屋久杉を切り出す為に500人もの人達が暮らしていた山奥の小杉谷には小・中学校もあり、搬出の為の森林軌道が生活にも使われていたことなど、当時の生活をビデオで見る事が出来ました。

又、平成17年に雪の重みで折れた縄文杉の枝が「いのちの枝」と名づけられて展示されていますが、一本の枝がすでに1000年の大木です。
この展示を囲むように床に縄文杉の根本と同じ形が記されていましたがその太さに圧倒されます。

この床の印を見ると、縄文杉を見に往復10時間山道を歩く体力が無いのが残念に思えます。

屋久島は、島の周囲126.7km、車で周ると3時間余で一周出来る小さな島ですが、いい温泉もあり、大古のような自然を感じられるとても魅力的な島です。

空港前でガソリンを満タンにしてオリックスレンタカーに返却し、17時20分のJACで鹿児島へ、さらに成田へジェットスターで帰った2つの島の旅でした。