難しいだろうと思っていたシジュウカラの巣立ちを見ることが出来ました。
朝、wifeが「餌を運んできた親鳥が出た後、雛が顔を出してる!」と言うので二人で窓からずっと観察していました。
昨日までは顔を出したことはない雛なのに、小さな丸い出入口からキョロキョロと外を見ています。
しばらくしたら引っ込みましたが又顔を出しました。他の雛と交代したのかも知れませんが区別は出来ません。
そのうち又親鳥が餌を咥えて帰ってきましたが、巣箱に入らず外にいます。
顔を出していた雛が顔だけでなく体をだんだん出してきたので、いよいよ巣立ちだと二人で緊張しながら見ていたら遂に最初の雛が飛び出しました、朝8時半感動の瞬間です。上手に近くのカツラの枝にとまりました。続いて2羽目が飛び出してきます。
少しずつ間をおきながら次々と飛び出しますが、我々が見ている窓めがけて飛び出してくる雛も2羽いました。
窓枠にとまったり、窓の下の方に落ちた雛もいたりして助けないとダメかなと思ったら元気に飛び上がり枝につかまったりとひやひやドキドキの巣立ち観察です。
5羽か6羽と思っていたら、次々と出てきて合計9羽もの雛があの小さな巣箱から出てきたのには驚きました。
後の方から出て来た雛は幾分小さく見えましたからやはり元気のいい大きく育った雛から順に出てきたに違いありません。
巣箱のあるカツラや近くのナツハゼ、ヤマボウシなどにとまったりシマトネリコの枝の中を飛んで移動したり雛9羽と親鳥が賑やかに過ごしていたのも10時まででした。
これはきっと飛ぶ練習だったのでしょう、シマトネリコからも移動して北側から西側に回り次は公園のサクラやサルスベリに移動して何処かへ飛んで行ってしまいました。
虫のいる処へ移動し虫の採りかたを教えているのでしょう、とwifeが言ってましたが、確かに今日からは自力で生きていかなければならない雛たちですから、飛ぶ練習もしながら餌を見つけられようにならなければならないのです。
全員が巣立った後の空の巣箱を二人で眺めながら、皆元気に育って欲しいと祈った巣立ちの日でした。