毎日朝ドラの 「あさが来た」 を楽しく見ています。
主人公が実在した広岡浅子という女性であるのは放送開始時に知ってはいましたが、ストーリーが進むにつれて興味が深まり図書館で本を借りて読んでみました。
「広岡浅子 気高き生涯 」 作家の長尾剛によるPHP文庫書下ろしです。
本書では、幕末に生まれ大正8年に71歳で亡くなるまで実業家としての活躍は元より女性の地位向上に大きな役割を果たした波乱の人生を多くの文献をもとに紹介しています。
明治という時代に活躍した女性は津田梅子や村岡花子ぐらいしか知らなかったので新鮮な驚きでした。
現存する生命保険会社 「大同生命」 が彼女がつくった保険会社であることもこの本で知りました。
又書中で使われている多くの写真が大同生命に残されていたもので、実在した人々が名前だけでなく写真で見れたので広岡浅子の人生をよりリアルに伝えてくれました。
昭和から平成、特に女性の活躍が華々しい現代に比べて、学問することさえ難しかった時代に生きたこの広岡浅子という女性についての知識が少し出来たので、3月までの放送がより楽しみになりました。