連日の猛暑とカゼからの気管支炎もあって涼しくした室内でおとなしくしてるしかなくて....となれば本を読むぐらいしかありません。
歴史小説はかなり読みましたが、時代小説という分野の本はあまり読んだ記憶がありませんが、図書館から借りて今回初めて
藤沢周平の作品を読んでみました。
直木賞を受賞した
「暗殺の年輪」、そして藤沢周平のデビュー作「溟い海」(くらいうみ)などの短編群もそうですが、情景描写は詩的で美しく、ストーリー展開も緻密で、登場人物一人ひとりが巧みに配されていて見事です。
「蝉しぐれ」などは時代小説というクラス分けが適当とは思えないような気がしました。
山形県鶴岡市出身のこの作者は平成9年1月に逝去してますが、今年4月鶴岡市がその功績を偲んで「藤沢周平記念館」を開設したのです。
今年の秋の東北紅葉旅行ではこの記念館にも寄ってみようと計画に入れたところです。