2019年5月16日木曜日

風土記の丘の古墳群

龍角寺古墳群第101号古墳
「千葉県立房総のむら」にある風土記の丘の古墳群を見に午後二人で行って来ました。

大阪の仁徳天皇陵などの古墳が大きな話題になっていますが、家から30分もかからないところにも大小115基からなる龍角寺古墳群があります。
左の写真は夏草が伸びて古墳を覆い埴輪が良く見えませんが、発掘調査の結果を基に埴輪の位置を復元し120体以上の埴輪レプリカが古墳をぐるっと巡っています。
静かなところだからでしょうか、埴輪の一つでシジュウカラが子育てをしているのが餌を咥えて入って行ったので分かりました。
国指定史跡岩屋古墳
近くには全国一の規模をもつ方墳「岩屋古墳」もあります。
横穴式石室が見えますが中には入れないように鉄扉に鍵が掛けられています。
広いエリアですが、車で移動すると道路脇だったり森の中だったり、あちこちにこんもり盛り上がった番号札が立てられた大小の古墳を見ることが出来ます。

このエリアの外れには旧学習院初等科正堂(講堂)の「白い貴婦人」と呼ばれる優美な姿を見ることも出来ます。
明治32年に四谷区尾張町に最初に建てられたものが、2度の移築を経て千葉県に寄贈されこの場所にあります。
現在国重要文化財に指定されていて、西洋建築のデザインを取り入れながら日本の伝統的な木造建築技術で建てられた数少ない貴重な講堂建築物だと説明されています。

近くにありながらなかなか行く機会もなかった古墳群ですが、森の中を歩く5kmぐらいの遊歩道も整備されていて機会があったら歩いて見たいと話しながら帰ってきた風土記の丘でした。