2010年11月2日火曜日

東北紅葉の旅 8日目



昨日は山居倉庫を見た後、かんぽの郷酒田へ泊まることが出来ました。かんぽの宿とかんぽのの違いを聞いたところ、体育館などの施設を併設しているところをと呼称するのだそうです

そして今日は雨模様の中酒田から約20kmぐらいの鶴岡市へやってきました。
藤沢周平記念館
鶴岡市立のこの記念館は今年4月にオープンしたばかり、鶴岡市役所そばの鶴岡城跡の公園内に建てられていました。
鶴岡市出身の藤沢周平の作家としての偉業を記念すると共に、藤沢文学の解説や藤沢周平の人となりを知ることが出来る展示がしてありました。
開館特別企画展示は「蝉しぐれ」についてでしたが、今年読んだばかりだったのでとても興味深く見てくることが出来たのです。
羽黒山五重塔
雨の中次に向ったのは羽黒山の国宝五重塔です。
樹齢何年と表示されそうな大きな杉が鬱蒼と繁る中苔むしたような石段を降りていくと、杉の中にひっそりと佇んでいる国宝五重塔が見えてきました。
山伏が法螺貝でも吹き鳴らしながら現われそうな雰囲気です。
国宝五重塔は塗りも落ち、このままでは朽ちてしまうのではないかと心配になるような状態でしたが、あえて再塗装をしないのでしょうか。
出羽三山神社
月山、羽黒山、湯殿山の総称である出羽三山ですが、三つそれぞれ参拝しなくてもここ一箇所参拝すれば三箇所参拝したことになる?という神社で、神社にも三神社の銘板?が掲げてありました。
月山も湯殿山もその本殿までは山岳修験者しか歩いていけないぐらい険しいようで、ここで三つまとめて参拝したことにしましょうという粋なはからいが感じられる神社です。
湯殿山
出羽三神社参拝を終えて、近くにあった休暇村羽黒でランチをしてから次の湯殿山へと向いました。
本殿までは行かれないとは知っていたのですが、駐車場には湯殿山参詣バスが待機していて往復300円で5分ぐらいの距離を運行していました。
早速このバスに乗ってみましたが、降りたところから少し階段を登っていくと、お湯が湧き出ている小屋があって、ここで裸足になり500円払って祈祷を受けてから、この流れるお湯の中を少し先の方まで歩くのだという説明がありました。

雪まじりの寒い中、裸足になって祈祷を受けるほどの信仰心から来たわけでもないので、早々にバスに引き返し、休憩所で熱いコーヒーを飲み、再び紅葉がきれいな山道で下山した湯殿山でした。
山形駅前
山形自動車道は無料化社会実験区間に該当し0円で来れた山形駅前の今夜の宿はビジネスホテルのルートイン山形駅前です。
西口駅前は大きな広場というよりも空き地になっていましたが、とてもきれいな山形駅と駅ビルが印象的でした。